聴こうとする意図

ふと新芽のようなかぐわしい音色や音に足を止める季節。
木々の間を風が通り過ぎる様子や小鳥が空で追いかけっこしている情景。
小さな足が駆けて行く音、グラスに氷、カップにスプーンがこする音。
音符に表すようなことさえない生活音も聞いているのが好きだし、
人の話す声の調子やもちろんCDから聴こえてくるプロの演奏も。
間に合うかわかんないけど、新郎新婦をイメージしたときに感じる感じと
合致する音を拾い集めている。
ふとギターを手に取ったとき。
作曲するとはとてもじゃないけど言えない。
ここ1年くらい自分なりにコード展開とかメロディラインをイメージして
歌とか詞をのせてみたけど、思うようにはなかなか動かせない。
1年と思ったら5,6年だったけど。
だから想像している映像から感じるのと同じような気分になるメロディっぽいのとか
癖で弾いてるフレーズや和音を普段からストックしておいてそれを引っ張り出している。
長い付き合いのひとつのゴールとして結実することへの
憧れとか賛美する気持ちが入り混じっていて、純粋に祝福とかだけではないけど
それはそれで不純物もあっていいんじゃないかと開き直ってはいる。
経験上(ほとんどないけど)特定の人を思い浮かべて出てくるイメージ映像と
それに沿ってでてくるメロディやことばは必然としてて動かし難くて
形にするのがすごく難しい。
素人作詞作曲としてはそれがすごいエキサイティングだ。
アマにしてはプロレベルの妄想家かつ日記家としては、造作無いくらいのメロディ遊びはできるんだが。
久しぶりにそれをひとつかふたつ上の段階にあげたいというときが、今日の頃。
雨粒が窓の桟に当たって砕けていく音、車のタイヤが家の駐車場に入る音。
聴こうという意識が単音をメロディに、重なり合う音をハーモニーにする。
もし意識が単なるアルゴリズムだけの機械なら分析しかできなければ色も味もない
モノクロの無味乾燥なものになってしまうだろう。
けどそうじゃない聴こうとする意図があればどんな一つひとつも
つながりあったなにかもっと大きな全体の一部だったと思い出せる。

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