#私を構成する9枚

下書きを書いている途中で体調を崩したので
こちらは前投稿のCDバージョン。さくさくっと書こう。さくさくっとね。
「Waltz for Debby」
あまりにも有名な一枚。永遠の定番ビルヴァンス・トリオ。
このCDはうちにあったもので気づいたら聞いたことあった的な音楽。
FMラジオを聴いてて、たしか音楽紹介番組のオープニングだかエンディングだかに使われてて
「あっこれ知ってる」っていう感じで気付けばもうずっとそばに。
雨の日に聴くことが多いから、雨の日が好きになった。
梅雨のしとしと降る雨とか冬の厳しい雨とか、そんな雨もスキップしたり傘の下で雨音を聞いたり。
そんな人生の沈みがちなシーン全般に温度をあたえてくれる名盤。
アルバムの中の曲ではMy Foolish Heartのほうがマッチする場面も多いかも。
パーティでジャズピアノ弾いてる人にリクエストしたらテーマの部分弾いてくれたなぁ。
ジャズって難解で暗めなシックな印象があったし今もあるけど、
本質的には遊び心とハピネスの塊じゃないかと確信するに足る音楽ですな。
一度本場のジャズ喫茶で聴きたい。
「1」
中学生の頃中古のCDショップで初めてのビートルズを手にした。
Hello GoodbyeとかHey Judeとか全部入ってるぞ!って感じだったと思う。
肝心の?ギターでコピーとかは全然難しくて。
ゲットバックのリードギターとかは耳コピしてみたと思う。
ちょっと調子外れで独特なのはジョンが弾いてるらしいと知ってなるほどとか。
The Long and Winding RoadとかLet It BeはLady Madonnaとか書いてるポールの作品だとか。
まぁポールマッカートニーの作品がことごとく好きなんだなぁということを知ったCDでもある。
音楽好きやギターキッズはジョージ派が多くて、芸術性高い人はジョン寄りなんだけど
キャッチーで明朗なポールに相も変わらず惹かれ続けてる。
歌詞は読むほど意味を自分の中から見出していけるし、メッセージ性なんて主張じゃなくて勝手に読み取ればっていうスタンスが好きだな。
イエローサブマリンとかSomethingも聞けてバラエティに富みすぎてる。
こんなベスト盤出せたら誰でもベストだろ・・・
このCDはずっと聴き続けて、好きな曲もそうでない曲もあったけど
ずっと頭にある不思議な魅力のある音楽。世界最強のバンドビートルズ。
ポールのライブ行けたときは感無量でしたよ・・・既に2回も行けてるし。なんて幸運なんだ。
とにかく自分にとってもみんなにとっても珠玉の作品集。
「Midnight Blue」
チトリンスコンカーネはたしかあのSRVもカバーしてたと思う。
歌うギター。ジャズでギターが主役でしかもブルースっぽいってことで10代最後にどハマりした。
ウェスモンゴメリーとかロバートジョンソン、Tボーンウォーカー、BBキングを聴いてて、
ジミヘンドリックスは結構キャッチーなんだけどルーツまでいくと聞きにくいなって感じてて。
もうちょっと別の角度から源流をたどったらケニーバレルがいたっていう感じ。
ここからもうギターのルーツ探しはしてない気がする。
自分でギターは弾くけど、メロディとかプレイスタイルとか全然似せられてもないんですが・・・
けどホールトーンスケール?マイナーペンタトニックよりもっとジャズっぽいのは
いくつか手癖で弾いてて、多分ケニーバレルを耳コピを試みたという結果だろう。ジャズギターは弾けないが・・・
大学に入ったらジャズバンドに入ろう、そこでギター弾き倒そうって思ってたけど
すげー希望が打ち砕かれた記憶が・・・・フラッシュバック。まぁそういうこともあるさ。
「プラネタリウム」
自分とって未来永劫に日本語で書かれた曲No1にノミネートされる気がする。
カップリングの銀河鉄道は本当に徐々に刺さってくるようになった。
シークレットのいかもいいねw
アルバムではCOSMONAUTが一番好きで、ユグドラシルに多大な影響をもらったけど
バンドのCDでゼロ距離なのはなんだろうと思うとプラネタリムだなー。
わけわかんないくらい好きで10年くらい年中聞いてる気がする。
そのくせちょっと遠くに置いて飾っておきたいとかいうわけわかんない思いもありつつ。
歌詞に出てくる光はこの曲のことなのかもね・・・
「HOP!SKIP!JUMP!」
高校3年の夏休みに買ってきてもらって、夏中ずっと聞いていた。
DNAに埋め込まれたものを引っ張り出してきてくれる音。
それはなんというか無条件に解放される明るさみたいなもので、
思い悩んだり立ち止まったりすること自体も無駄じゃなくって引っくるめて結果なんだなと思えるもの。
小さいこととか些細なことを一蹴するんじゃなくて、大切にするから乗り越えていけるというか。
痛みもいっそ一緒に連れ出して外行こうぜ!みたいな。
そういうスタンスをこのアルバムを聞くと思い出す。
「LINEAR」
高校の時初めて自分の意志で、一人でライブに行ったのはストレイテナーの
「リニアモーターシティツアー」のファイナル、幕張メッセだった。
その印象がとにかく良すぎて、どうもでかい箱のライブばかり見に行っている気がする。
そのツアーのアルバムがリニアで、これは本当すごいかっこいい1枚。
シーケンス感といい、鍵盤やエレクトロかんと乾いた鋭いギター、メロディアスなベースラインと激しいドラム。
3ピースのマスターピースである。
疾走感とメロウのバランスがすごくて珠玉の一枚である。
「unplugged」
エリック・クラプトンは確か中学3年生くらいに聞いてタバコっぽいっていうかスモーキーで渋い印象があった。
泣きのギターソロとかレイラみたいなブルースロックもかっこいいと思うんだけど、
やっぱり9枚にふさわしい気がする。
「Back Home」あたりからリアルタイムだったと思うけど、あえて中古で入手したこの一枚。
レイラの真髄はこのアコギバージョンであらわれてると思うし、
Tears in Heavenの壮麗なイメージも手に触れられるような距離に降りてきている。
アコギ大好きな人には超おすすめ。
「Born and Raised」
ジョンメイヤーは高校3年生くらいから聞いていて、かっこいい、歌上手い、ギターすごいの三拍子で憧れのギターヒーロー。
あらゆる魅力の集合体みたいな人だけど、音楽的な意味ではきっとソングライティングの素晴らしさが一番だと思う。
それを表現する手段がクールだけど、掘り下げていくとどうしてライブとレコードでそれぞれそういう形になるのかっていう部分が見えてくる。
非常に禅的なバランス感覚を持っていて、かつ素朴なアメリカンスピリッツ溢れている。
ということでこの1枚。
フォーク、カントリーに寄ってグラミー常連がストップしてセールスはあまり伸びていないと思われるこの1枚。
オーガニックなサウンドが素朴で、派手さはないけど飽きることもない。
受け取った時からすでにずっと戸棚にあったかのような、初めて聴いた時からずっとお気に入りだったかのような馴染んだ完成度の高さ。
ジョンのアルバムでは一番アルバムらしいアルバムというか、パーソナルな部分が見えていて好き。
色々自分を内省的に振り返るファン的な音楽の聴き方じゃない対話的な聴き方をする人には最も響くんじゃないかな。
「The Empyrean」
これは個人的に精神状態のバランスが(RHCP脱退後のジョンの如く)崩れていたときに出会った一枚で、当初ニューアルバムということで店頭に並んでたんだと思う。
天国みたいなサウンドが印象的で、ギターの叫び声も臨場感たっぷり。
ソウルフルなヴォーカルと新しいけどアナログなアレンジが現代のゴスペルみたいに神々しい。
ある意味もう一人の現代の3大ギタリストのBorn and Raisedとは真逆のテイストで原点回帰に向かっていて、内省的な意欲作と取れるかもしれない。
でも目指すところは似ていて、こちらは非常にキリスト教圏的なニュアンスが感じられる。気がする。
ポップミュージックのビッグバンドが完全にダヴィンチみたいな芸術に昇華していて、
すごい可能性を感じた深いレベルで勇気付けられた一枚である。
私を構成する9枚としては以上の9枚です。
意外にあっさりと決められて面白かった。
ジミヘンドリックス「Axis」とかWings「Band on the Run」とかマイケルジャクソンとか
アジカン「ファンクラブ」とかミスチル「深海」入ってないんだって自分で見直して思った。
多分ロックが好きとかバンドマンだとかギターリストだ!とかいう自覚が乏しいのと
小説とか読む感覚と似ていて、完全に自己内対話として聴いていて、
その時々でスマッシュヒットしたものがここに選ばれてるんだろうなぁ。
ジャズの室内楽的な音楽も環境音楽みたいに入ったとして、その環境を構成する要素だったわけで
音楽は映画よりも背景的でありえるから、そういう視点から選んだのかなぁとも思う。
そのとき流行った音楽というよりは、ずっと消えずに残っている素朴でありふれたもので、
けどその人にとっては燦然と輝く宝ものみたいな、そういう感じなんだろうな。

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