#私を構成する9本

Instagramで流れてきたので乗ってみた。
意外に記憶に上らないなあと2日ほど考えて、いくつか挙げたものから選んだ。
この「構成する」というのがよくて、いい作品とか好きとかそういう要素だけじゃなくて、
客観的すぎず主観的すぎず、「自分はきっとこうです」っていうメタ認知的な作業なのだと思う。
作品の背景とかじゃなくて思い入れとか「よくわかんねぇけどよく覚えてる」みたいな
引っかかり要素を大事にしました。
好きは好きだけど、限りなく自分との距離がゼロに近いものを選んだら10代しかも前半に見たものが多くなった。自然と。
「A.I.」
雨のシーンとか荒涼とした感じをよく覚えている。
初めて見たのが11くらいのときで、外は雨で日曜日のお昼みたいな少し間延びした空間。
リビングで見てた。家族はいたはずだけどしっかり見てたのは俺だけ。
人工知能というタイトルだけど、ロボットである主人公のあったかいハートと母を想う気持ちがテーマになっている。
幼いながらに切ない気持ちになったのがクマが自分で自分を修理するシーンと海に
ヘリコプターごと沈んでずっと誰にも見つけられないで人類なんてとっくに滅んでいる描写かなぁ。
実は数年以内に見返してるんだけどやっぱり当時の印象が残ってて改めて好きだなぁと。
「LIFE!」
原題は副題でウォルターミティの物語みたいなタイトルついてた気がする。
原作もあるみたいだけどまだ見てない。
とにかく登場人物の人柄が良くて魅力的。
シーンも秀逸でアイスランドやグリーンランド、アフガニスタンというおよそハリウッドらしくない
映像作品でカーチェイスや爆薬やアクションがない(あるっちゃあるのか?w)ずっとスクリーンに釘付けだった。
これが一番中では新しい(2013,14年くらいに見たはず)けど既に家で5回以上見てる。
デビットボウイとか作中の音楽もとても良くて、「これはなんだろう?」というワクワクが
いくつもあって映像の良さと相まって見るたびに味わいが増していく。すばらしい。
小ネタも効いてて、コミカルだけど勇敢なベンスティラーのよさが最大限出てて素敵。
なんとなく荒んでた時に見た気がするけどストレートに胸の凝り固まった部分を溶かしてくれたなぁ。
「ロードトゥパーディション」
この作品も最近見返してて、その時の感想がブログのどこかに遡ればあるはず。。
多分映画館で父と二人で見た最後の作品ではないだろうか・・・また何か見に行きたいものですな。
作品に流れる雰囲気がいいな。
12歳くらいのとき見たけどトムハンクスが絶対的に好きになって、第二の父親のような親近感を覚える。
多くは語らず。。
「僕らのウォーゲーム」
この作品が好きなキッズは世界中にいると思うけどあえて挙げる。
小学校4年になる前の春休みに、保護者の方は外で待っててもらって小学校の悪友たちと
ワイワイ見に行ったんだよなぁ。
すごい疾走感と充実感だったことはよく覚えてる。同時上映のワンピースもよかった。
よかったけどアニメのノリをデフォルメした感じがあって(アーロン戦とか首領クリーク戦みたいなね)
まさに春の映画祭り!って作品だった感じがした。
デジモンアドベンチャーはまた違うタッチとテーマで本当にこの映画だけ独立していい作品。
キャラがしっかりしてるのもあるけど。
最強のオメガモンが壮大すぎて鳥肌ものだったな。
「This Is It」
マイケルが亡くなった年に、マイケルのすばらしさを遅ればせながらこの作品で知って、悔しくも悲しい気持ちになったのをおぼえてる。19歳の夏、秋くらいだったか。
2週間限定と聞いて速攻友達誘って見に行ったけど鳥肌たった。
偏向した報道を恨みもしたし、作品だけを見ようとしなかった自分を蔑みもしたな。
あれからTVはニュースもほとんど信じなくなった。。。というか疑うようになった。
まるまる鵜呑みにすることはもう絶対ないだろうな。
とは別にマイケルの音楽に対する姿勢と作品そのもののパワーに完全に当てられた。
映画館で音楽映画みるのも初めてだったからベースの響きとかシンセの広がりが全身に伝わって、
ライブ会場とかとはまた違う良さがあるなぁと思った。
それでアニーとかジャージーボーイズとかアメリカの音楽映画ももっと見ようと思って劇場に行くようになった。
余談ながらこの作品を観覧した映画館は今はなくて、本当に記憶の中にだけある孤高の存在になっている。。
「主人公は僕だった(Stranger Than Fiction 事実は小説よりも奇なり)」
たまたまレンタルビデオ屋さん(余談ながらそのお店も今はなくて思い出の中にだけある)で
手にとってズバッと大当たりした作品。
どんなシーンが一番しっくりきてるだろう。
多分クッキーをミルクに浸して食べるシーン(そのあとヘマやらかしてちょっと嫌われたり)
ずっとやりたかったギターをアンプで鳴らすシーン(自分もあとで同系統の青いストラト買ってあとで見返して気づいてびっくりした。潜在意識レベルで染み付いてるな)
タイメックスの時計をセットしなおすシーン(余談ながら(ry タイメックスの腕時計を一時期しててこれもあとで気づいてびっくりした)
とか色々ある。けど一番はダスティン・ホフマンがコーヒー飲みながら用を足してるシーンかな笑
作中の小説じゃないけど、エンディングをああいう風に収めたことで、
おそらくこの作品は映画史上で高い評価を得ることはないだろうけど自分にとってベストな作品の一つです。
「ターミナル」
こちらも昨年見返して不覚にも何度か涙を流したものだけど、初見は13歳くらいのはず。
トムハンクス主演が2本入ってるけど、実はポーラーエクスプレスやフォレストガンプ、グリーンマイル、トイストーリー、幸せの教室(原題忘れたけどトムの実体験絡みで監督もしてる)も大好きなのでとにかくトムハンクスは自分にとって琴線に触れ続けているのだろう。
この作品の根底にあるのは何かと思いをはせると、多分真実の愛とか無条件の愛とかじゃないだろうか。
映画のトレーラーでは男女の愛とか出会いみたいな部分をフューチャーしてたけど、
この作品はそれを超えていて、あらゆる人生が空港という特異なスペースに表現されている。
空港にはいつも近未来感とノスタルジーとを感じてたけど、なんとなく「答え」を提示してもらった気がした。
当時はそこまで考えなかったけど。
この作品を通じて、
自分っていうのはなんだろうって考えた時に突き動かされる創造性と、その場の当意即妙さと
自分の目的とかを超えたもっと大きい意図を完成させるっていう絵が見えてくる。
その中でいくつも愛情や友情が光り輝いてくるのはさすがで、敵すら敵じゃなくなるところが素敵。
「ライフイズビューティフル」
小学校中学年くらいになると、冬休み、夏休みや春休みは映画三昧というもので。
でも映画館じゃなくてテレビとかレンタルが多かったな。昔はもっと映画やってたよね。
そんななかでタイタニックを初めてみた時くらいに衝撃的だった。
やっぱり自分が死ぬって悟ったとき、子どもを笑わせようと振る舞うところが一番好きかな。
差別っていう心の貧しさを端的に表現してるけど、辛辣さじゃなくてユーモアがどこかにあるからかな。
Vフォーヴェンデッタもショッキングだったけど笑えないし。テーマ違うか。
狂ったマジョリティを生み出す元の少数に立ち向かう個っていう意味では重なるか。
Good(邦題:善き人)もナチスに翻ったヴィゴモーテンセンとジェイソン・アイザックスの友情が引き裂かれていく過程も狂気そのものの残酷さとかよかったけど、全然笑えない。
どっちかというと他の近年の作品を思い出してしまうのはこの作品は見るのに体力がいるので
ほぼ1回しか見てないというのもある。2016年は見直そう。
「ハリー・ポッターと賢者の石」
どっちかというと原作ファン寄りだけど、この映画と育ったようなものだよな。
全作品映画館で見てるし。
映画のテーマは端的で「勇気と友情」。太一とヤマトの紋章と同じですな・・・
グリフィンドールの資質でもあるそれはハリー、ロン、ハーマイオニーたちをハラハラしながら応援するスクリーンの前のキッズだった僕にとても力をあたえてくれるものだった。
結局この作品をきっかけに小説、ファンタジー、イギリスの文学、英語、アメリカの作品、音楽、、
っていうような展開をしていったわけだからこの映画を見てなかったら(世代的にはほとんどありえないけど)今楽しいとか好きと思うものと全く出会ってなかったんじゃないかな。。
ギターを始めたのはゲイリー・オールドマンがダニエル・ラドクリフ君にプレゼントした話を読んだから誕生日にギター買ってってお願いしたんだっていうのもあったし。
とにかくこの作品はヘビロテだけど、昨年もまた改めて見たけどやっぱりいいな。原点にして頂点である。
一番好きなハリポタシリーズは映画は圧倒的な心理描写の不死鳥の騎士団、
本は超ロング会話文連発のアズカバンの囚人だけど一番自分構成してくれてるのはこの作品。
ということで9本。無人島に持って行きたいね。DVDプレイヤーがある無人島があればだけど。
そんなニッチなものもなく、誰が見てもいいよねっていうような作品が並んだな。
「こうありたい」っていう願望が結構入ってる気もするし、人生全般で大切なものはなんだろうとか
生きてる時で特に劇的な分岐点、エポックとか父性や母性、友人についてのテーマが多いかな。
女の子が主人公の作品がない!とかラブストーリーとか青春ものがない!っていうのは
たぶんそれが人生。

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